とよた世界環境ウィーク2015 開催報告書
2015年1月15日(木)・16日(金)の2日間、豊田市において「持続可能な都市に関するハイレベルシンポジウム〜人と環境と技術の融合〜」を国連と豊田市とで共同開催いたしました。23か国、7国際機関から、250名の皆様にご参加いただき、「持続可能な都市」をテーマにあらゆる側面から活発な議論が交わされました。世界的に都市への人口集中が進む中、都市をいかに持続可能にするかは、先進国、開発途上国ともに重要な問題であり、参加者と課題を共有できたことは、今後の豊田市のまちづくりに有意義であるばかりでなく、自治体が国際的に果たす役割についても認識を新たにいたしました。
今回で3回目、日本の都市では初開催となるこのシンポジウムを、国連経済社会局、国連地域開発センターのご理解・ご協力のもと約1年かけて準備を進めてきました。本市にとっては初めての本格的な国際会議であり、無事開催できたことは自信につながりました。
このシンポジウムの開催を中心に据えた1月10日(土)から18日(日)の9日間は、「とよた世界環境ウィーク 2015」とし、市民の皆様と環境について考えるイベントやおもてなし事業を開催しました。実行委員会や市の主催事業以外にも地元商店街や民間団体の自主事業なども催され、海外からの来訪者をあたたかくお迎えすることができました。
また、最新の燃料電池自動車をはじめ、産業都市豊田市が誇る市内企業の技術力についても、同時開催したビジネスフェアやとよたエコフルタウンの見学を通して来訪者に触れていただき、海外に向けた情報発信もできました。
国連をはじめとしたシンポジウム参加者からは、「豊田市のシンポジウムは素晴らしかった」とのお声をいただいており、会議の準備運営や豊田市民のおもてなしの心が高く評価され、大変誇りに思っております。これを契機に「都市の国際化」をより一層推し進め、次のラグビーワールドカップやさらなる国際イベントなどにもつなげていきたいと考えております。
最後になりましたが、「とよた世界環境ウィーク 2015」、「持続可能な都市に関するハイレベルシンポジウム」に、ご尽力をいただきました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
環境先進都市国際会議実行委員会
会長 太田稔彦 豊田市長